岩手大学農学部植物生命科学科 卒業生の進路紹介

<プロフィール>

お名前:前田 耀介
卒業年度:平成26年度 (学部卒)
出身分野:応用昆虫学
現在の所属:紅屋商事株式会社 スーパーマーケット事業部

<現在の仕事について教えてください>

 紅屋商事は、青森県と秋田県でスーパーマーケットとドラッグストアを運営している会社です。私は入社後3年間を店舗に勤務し、現在は経営幹部の秘書として働いています。秘書の仕事というとスケジュール管理や電話対応を思い浮かべるかもしれません。しかし実際にはそれだけでなく、経営幹部が職務に専念できるよう様々な業務を行います。例えばプレゼン資料を代わりに作成することもありますし、プロジェクトの事務局として実務を担当することもあります。
 最初は店舗に勤務していた時と全く異なる業務に戸惑うばかりでした。仕事で接する人のほとんどが自分よりもずっと上の立場なので緊張感はありますし、急な予定変更の対応に追われることもあります。しかし、経営幹部直下で働けるやりがいがそれ以上に大きく、貴重な経験ができる魅力的な仕事です。今では秘書になれて本当に良かったと思っています。


<大学時代の思い出は?>

 卒論ではミツバチのダニ寄生病の研究をしていました。実際に養蜂場で防護服を着てハチの巣箱からサンプルを採取したり、研究室に戻って寄生ダニのDNA検査実験をしたり、調査結果をまとめて報告資料を作成したり、研究活動はとても充実して楽しかったです。初めて養蜂場に行ったときはそこら中ハチだらけで正直怖かったですが、貴重な体験になりました。このよう?にフィールドワークから実験室まで幅広く活動できることが植物生命科学科の大きな魅力だと思います。また、教授や養蜂場の方と過ごした経験や、卒業論文を発表するために参考文献を調べたこと、卒業論文を作成して発表ことは今の業務にも活きているのではないかと思います。
 学園祭では毎年どこかのサークルの出店に参加していました。ある年には豚汁屋の出店に参加したのですが、気温が下がったこともあって行列ができるほど売れたことが強く印象に残っています。完売した瞬間はとても嬉しかったです。就職先に小売業を選択したきっかけにもなりました。


<後輩に向けて一言お願いします>

 勉強、部活、サークル活動、アルバイト経験など、大学生活はかけがえのない財産になると思います。是非いろんなことにチャレンジして、悔いのない学生生活を送ってください。

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